MSE試験事例

-Case Study-

peret

DLCコートエンドミルの試験事例

市販されているアルミ切削用のDLCコーティングされたエンドミルをMSE試験で分析しました。
それぞれ特徴的なデータとなり、コーティング方法の違いや目的とする膜質の差が明確に見て取れました。

■ 目的

  • ・超薄膜の強さの特定
  • ・超軟質膜の強さの特定
  • ・膜厚自体の特定
  • ・材料の比較

■ サンプル

DLCコートエンドミル 処理サンプル一覧

■ 試験結果

多角アルミナ粒子1.2µm使用 標準エロージョン力

エロージョン進行グラフ(試験装置から得られる一次データ)

エロージョン進行グラフ

各サンプルが表面に持っている強さ分布の違いがわかりました。

エロージョン率ランキング

エロージョン率ランキング

各サンプルの基材と被膜のエロージョン率はこのようになっていました。

■ 試験

  • 1.深さ方向の強さ分布
    • ・Aは0.4µmまで少し弱い層がある。
    • ・Bは0.8µmを境に2段階強さの被膜になっている。
  • 2.膜及び基材の強さ
    • ・AとDは膜が非常に強く、sp3に近いDLCであると予想できる。
    • ・Cの基材はその他と異なり超鋼材料のエロージョン率を示している。
  • 3.膜厚
    • ・膜厚は被膜と基材の界面が屈折点から読みとれ、0.9µm~3.4µmと幅広い。

■ 参考

アモルファス炭素膜の分類図