MSE試験事例

-Case Study-

peret

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めっき前の樹脂表面改質層の強さ分析

■ 目的

めっきの密着性向上を目指して、樹脂の表面改質度合いを精密に分析し、傾向を探索する。

樹脂 : ABS樹脂
処理 :【A】オゾン[処理時間 10,30,120min] 【B】ケミカルエッチング [1,10,30min] 【C】UV[5,30,600sec]

■ MSE試験の効果

①エロージョン率分布グラフでは度合や深さ分布を高分解能で比較できる。
・ 処理時間に応じたエロージョン率の変化と深さ方向に傾斜的な強さ変化がわかる。
・ 処理方法毎の特徴を浮き彫りにできる。

②改質度と改質深さの数値化グラフから、各処理の特徴を把握できる。
【A】オゾン :改質度が小さく、改質層は浅いことがわかる。
【B】ケミカル :改質度が大きく、改質層は深いことがわかる。
【C】 UV :改質度が小さく、照射時間が閾値を越えると改質層が一気に深くなることがわかる。

■ エロージョン率分布グラフ

試験粒子 多角アルミナ粒子 d50 = 1.2μm 1/100投射力による高分解能試験
高硬度 超微小径多角粒子の衝突によるエロージョン率は、材料のミクロ(小範囲)な強さを示す。
有機材料では【硬い】(≒伸びない)ほどエロージョン率が大きくなる。

【A】オゾン処理

【B】ケミカルエッチング

【C】UV

■ 数値化グラフ

エロージョン率分布グラフを元に改質度と改質深さを数値化

処理時間と表面改質度

表面改質度= 未処理品と処理品の最表面エロージョン率比

処理時間と改質深さ